私は女性が好きな同性愛者です。
私が自覚したころは女性が女性好きになることは今よりももっと「おかしなこと」とされていました。
自分自身も病気じゃないかと思っていたくらいです。
周りの友達が好きになるのはみんな男性ばかり。
自分は「特別」ではなく、「欠陥品」だと感じていました。
同性愛者を自覚したきっかけ
男性への興味
幼稚園や小学生の頃は、周りの女の子たちと同じように男の子が好きだと思っていました。
しかし、周りの女の子たちのようにドキドキしたり、キャーキャー言ったりすることもなく、友達には「本当に好きなの?」と聞かれたことも。
今思えば、その頃から女の子への興味はあったと思います。
友達に対して「特別な感情」を抱いていたこともあります。
その頃は自覚しておらず、「特別な友達」程度にしか感じてませんでした。
女性が好きだと自覚したきっかけ
中学生になった頃、部活動の先輩への憧れがありました。
1人の先輩とメールのやり取りをするようになってから、おかしくなっていきました。
ある時、私は先輩に対して「会って触れたい」という衝動に駆られました。
この時、「自分は先輩を好きなんだ」と自覚したのです。
その時の衝撃と苦悩は今でも忘れられません。
人生で初めて本当の「好き」という感情を知ったのです。
自分を受け入れる
初めて人を好きになってから数年は受け入れられませんでした。
先輩に対する感情は大きくなり、独占欲や嫉妬などさまざまな感情に蝕まれていました。
初めての感情で、初めてが女性だったのです。そんな簡単ではありません。
先輩を忘れたい一心で、でも目に入るのは他の女性ばかり。
結局、自分は女性しか好きになれないことを自覚したのです。
周りの友達も自分を受け入れてくれるようになり、自分の重荷が少し軽くなっていきました。
その後の恋愛
女性しか好きになれなかったのに、いつでも先輩への感情と比べてしまう自分がいました。
”先輩程好きじゃないから好きじゃないんじゃないか…。”
そんな風にして感情を抑えるようになりました。
気になる人が出来ても先輩への感情が邪魔して前に進めず。
今の彼女に出会うまでの16年間は先輩の影を追うことしかできなかったのです。
周りの反応
私は中学生の頃から仲のいい友達にだけ、自分のことを話していました。
友達で否定的な反応した人はいません。
しかし、親はそうとはいきませんでした。
やはり理解に苦しんでいるようで、彼女のことは受け入れてくれていますが、「あまり周りに言うな」というような考えです。
まとめ
女性が女性を好きになることは、異性を好きになることと何も変わりません。
ただ、好きなったのが同性であったというだけ。
同性であれば誰でもいいというわけでもありません。
それは異性愛者と同じです。
まだまだ同性愛者が生きにくい世の中です。
自覚して苦しんでいる人もたくさんいると思います。
でも、世界にはたくさんの同性愛者がいます。
私たちのように一緒に生活を共にしている同性カップルもいます。
同性愛者が異性愛者と同じように世間に隠さずに生きていけるような、受け入れてもらえるような世の中になっていくことを願っています。
See you next time!